■対象者
現在SESで社内情シスになりたい方
自分の適正を悩んでいる方
社内情シスに興味はあるが、未経験のかた
■社内情シスとは
まず、社内情シスとはなにかということです。
ざっくり言うと社内のIT部門で、最もユーザーと関わることが多い部署となると思います。
適正としては下記のような人は向いていると思います。
・社内の色んな人と関わるのが好きな人
・ITの基礎知識を付けて、コツコツとやりたい方
・純粋に好奇心が強い方
社内で自社開発などをしていなければ、この人たちが会社ITを担っています。
■仕事内容
仕事内容としては、会社の規模によりますが
社内の情報資産の管理や、ネットワーク構築、PCキッティングなど多岐にわたります。
広く浅くの知識が必要になりますが、コアな部分に詳しい方が必要とされることも多いです。
特定分野の知識しかなくても、社内情シスとして働くことはできます。
プログラミングが得意な人、ネットワークに詳しい人、そしてセキュリティに詳しい方は重宝されます。
それぞれ、下記のような理由があります。
〇プログラミングが得意な人:業務の相談があった際に、自動化して業務効率を進めることができる
〇ネットワーク:システム導入する際に、社内のネットワークを把握して変更する方が必要になる
〇セキュリティ:ユーザーがインシデント(セキュリティ事故)を発生させた際の対応者が必要
未経験の人でもこれら3つの中で興味あることを面接などでアピールするとGood!
■社内情シスになるには
社内情シスになるための4つのポイントを紹介していきます。
私が実際にSESから、大手企業の社内情シスになった際に意識していたことです。
現在SESの方は参考にしてもらえればと思います。
〇業務に励んで結果を出す
こんなの言われても困る!
そんな簡単に結果を出せたら苦労しない
どうせ評価されない
と思われるかもしれません。
しかし、よく考えてみてください。
日頃業務に取り組んでいる以上は、必ず結果を出していると思います。
そして、それをユーザーなり上司なりに報告もしているはずです。
今後はその際に必ず「数字」を添えてください。
例:今日PCが故障したユーザーを対応しました ×
今日、PCが故障したというユーザー対応を5件しました 〇
2番目の方がより具体的に、伝わると思います。
そして自分自身が実施した対応などは必ずどこかに記録しましょう。
対応内容、時間、件数、改善案まで記載できれば完璧です。
そして多くのかたが勘違いしそうなのですが、ここで数字を出している意味としては
それくらい対応した+自分が改善した際の目安にするためです。
件数を報告されてもそれくらいあるのか、止まりです。
その中で件数削減&対応時間の削減まで持っていければハッキリと結果になります。
数字は裏切らないので、必ず出すようにしましょう。
〇勉強をする
これを言うと嫌な顔をする方も当然いるとは思います。
私も最初は全くしていませんでした。
どこを勉強すれば良いのかわかりませんし、役に立たないでしょと思っていました。
しかし、一つだけ言えるのは業務を真面目にする人はごまんといます。
神に愛されている方はそれでも問題ないと思います。
しかし、確率を上げたい方はどうしても勉強が必要です。
少しでも、勉強する時間を減らしたいと思います。
そんな方は「セキュリティ」を重点的に勉強することをオススメします。
自分自身のミスを減らせる+毎年更新されるので知識量よりも鮮度が大事になる+基礎知識に繋がりやすりというところになります。
業務やITの考え方が身につかないうちに、個人情報の流出などした日には億単位のお金を払う羽目になります。
自分の身を守りつつ、基礎を身につけれるので私個人としてはとてもオススメです。
とりあえずは資格などを目標に勉強するのがよいと思います。
オススメの資格などはこちらに記載しているので良かったら参考にしてください。
10ページを一日よりも1ページを10日やるような意識がおすすめです。
〇所属会社・現場先に確認する
同じ会社から同じ現場に参画している方がいると思います。
その方に過去に自社から現場に正社員雇用があったかこっそり聞いてみてください。
もし過去にあれば、可能性は高いと思います。
全くないと言われても気を落とさず大丈夫です。
私も社内情シスとして、正社員になった第一号でした。
全くの未経験からで、3年くらいかかりました。
その際に、言われたのは他の自社社員より結果がわかりやすく推薦しやすかったと言われました。
正社員に雇用を切り替える際に所属部署の予算から、雇用するためのお金を捻出すると思います。
そうなると、説得材料としてどういう人材か・わざわざ正規雇用するメリットはあるのか
といったところが雇用側からすると気になるところです。
ITを全然知らない人にも、わかりやすい結果それが数字となります。
〇転職する・エージェントに相談する
こちらは個人的には最終手段だと思っています。
もちろん相談してすぐに見つかって内定となれば最高です。
しかし、そうなりにくいパターンが多いです。
他のエンジニアよりも社内情シスは倍率がやや高めですので
キャリアが全くないと難しいと思います。
なので、上記の3番目までを実施しながら並行して相談するのは◎だと思います。
あくまで、補助輪だと思って相談してみてください。
下記リンクは相談無料サイトなので、良かったら利用してみてください。
■最後に
いかがでしたか、SESから最短で社内情シスになる方法を記載しました。
どうしても人数的に空きがないという現場でしたらさっさと次にいきましょう。